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2022.03.14 UP
#15
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まちの灯台 羽鳥駅

まちの灯台 羽鳥駅

羽鳥駅は、その名にちなんで鳥が翼を広げた立体感のある姿をしています。 屋根や階段の手すり、壁面の間接照明が効果的で、「まちの灯台」にふさわしく、夕暮れに浮かび上がります。 1895年(明治28年)に開業して今年で127年。羽鳥駅は姿を変えながら、陸の玄関口として、東口と西口の人の流れをよりスムーズにし、市外からの人の往来も促しています。

今回の記事で紹介するモノ・コト

今年で開業127年

日本の鉄道は、1872年(明治5年)9月12に新橋駅−横浜駅間で正式開業したのが始まりで、羽鳥駅はその23年後、1895年(明治28年)12月1日に開業しました。常磐線は、常磐炭田の石炭輸送ほか、日立鉱山、日立製作所関連の人員・物資輸送で、戦前・戦後を通じて国内経済発展に欠かせない存在となっていきました。羽鳥駅は今年で開業127年になります。

安心安全な「まちの灯台」

これまで東口からの利用者が東京方面の電車に乗る場合、階段を2回昇り降りする必要がありました。人道橋を一度昇り降りし、さらにホームの階段を昇り降り。施設のバリアフリー化と、西口の交通混雑が課題となっていました。
そこで、2014年度に測量・地質調査を始め、JR東日本との協定を結び、2017年度から橋上駅舎、東西自由通路、エレベーター、トイレなどの工事が始まりました。
2020年2月16日、エレベーターと通路で東西エリアを結び、鳥が翼を広げたような屋根を持つ、新しい羽鳥駅舎が完成しました。2021年3月31日には東西駅前広場も完成。羽鳥駅周辺を「まちの灯台」に見立て、いつも明るく安心安全な場とすることを目指し、便利で賑わいのある拠点が誕生しました。

地域に愛される駅に 1895−2022

「明るく楽しく」がモットー
石岡駅は羽鳥駅も管轄しており、羽鳥駅の直接的な運営は(株)JR東日本ステーションサービスに委託しています。
駅社員に伝えている信条は「明るく楽しく」。自分たちが楽しくなければ、お客様に楽しい旅行をお届けできません。そのためにはまず自分から駅社員に毎朝声掛けし、体調を確認しながら顔を見て話すことを大切にしています。 
私自身、旅好きです。旅先でも駅を見て、どんなサービスをしているのか必ず見て、駅運営の参考にしています。

興味を持つ企画を 
駅に興味を持ってもらい、訪れてもらうため、地域の皆様と連携して、さまざまな企画をしたいと思っています。小学生の社会科見学や、中学生の職場体験では構内放送してもらうなど、いろいろな体験をしていただけると思います。
駅をご利用いただく地域の皆さまが喜ぶ表情が私たちのエネルギーです。地域に愛される駅になるよう努力してまいりますので、ぜひ駅に足をお運びください。
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