小美玉市移住定住サイト

おみたまくらし

小美玉市とモノとコトとストーリー

2021.10.18 UP
#03
SHARE

美野里のにら

小美玉のにら

小川地区、美野里地区で盛んに生産されている小美玉市のニラは、葉幅が広く肉厚で、柔らかさと甘さがあると評判です。 主に首都圏の市場に出荷され、たくさんの人たちの元へ届けられています。 ニラはほぼ1年を通して出荷されています。ビニールハウスで栽培される冬ニラと、 露地や雨よけをかけて栽培される夏ニラがあります。 初収穫のニラは「一番刈り」と呼ばれ、特に肉厚で柔らかくおいしいニラです。 刈り取り後は新しい葉が伸び、 30日程度で次の収穫時期を迎えます。 一株で7~8回収穫することができます。

今回の記事で紹介するモノ・コト

手間を惜しまずこつこつと。 おいしいニラを作り続けたい。

JA新ひたち野 美野里にら生産部会 青年部 小田部 基樹さん

ニラ農家の親のもとで 、自分も20歳からニラづくりを始めました。4ヘクタールほどの農地で、常にニラを作付けしているのは半分ほど。 残りの半分は土地を休ませて次の作付けに備えています。年間を通して安定的に出荷できるよう、いつも数か月先のことを考えて計画的に 仕事をしています。

ニラにはランクがあり、一番上の等級の中でも厳選されたニラが 「美野里緑王にら」として売られています。 一般的なニラよりも価格が高いのは、手間をかけて品質を高めているから。 特に気を配っているのが、温度管理です。 美野里のニラは、夏は雨よけビニールをかけ、冬はハウス栽培。 ハウス内をニラの生育によい温度に保つため、冬ニラの時期は毎日2時間以上かけて畑を見回って、ハウスの窓の開け閉めや遮光ネットの調節をします。大変な作業ですが、ニラ生産者はみんな当たり前にやっていることです。 品質の高いおいしいニラを食べてもらうために、これからも手間を惜しまず、 当たり前のことを続けていきたいです。

他の記事を読む
  • #18
    2022.07.29 Up

    小川の「祗園祭」 小川の祗園祭は1530年頃に園部城主によって始められたと伝えられています。神輿渡御、山車や獅子の巡行があり、賑やかなお囃子も響き渡ります。當家祭などの神事は小美玉市無形民俗文化財に指定されています。 小…

  • #17
    2022.04.30 Up

    学校規模配置適正化が完了 平成22〜27年に保護者、地域、教職員が検討・策定した「学校規模配置適正化実施計画」は、児童生徒の減少による学校の小規模化、施設の老朽化・耐震化などの課題に対応するとともに、小中一貫教育など新し…

  • #16
    2022.03.14 Up

    生田目 美紀 国立大学法人筑波技術大学 産業技術部 教授。大学では、聴覚に障害のある学生に情報デザインを教える。日本デザイン学会副会長。 博士(完成科学)・修士(芸術学)筑波大学。1999年筑波技術短期大学講師を経て20…